この記事ではマジックや手品ができると女性にモテるのか?について書いています。
そう考えている方はマジックを練習してから後悔することがないよう、現実を知っておいてください。
マジックはモテるのか?
結論から言います。
マジックができる=モテるは大きな間違いです。
私もマジックを始めたばかりの頃はこの勘違いをしており、モテない現実に絶望しました。
マジックはあくまで女性の興味を引くための武器であり、興味を引いた先でどうなるのかは完全にあなた次第なのです。
例えば、何かの分野を極め、プロとなった人は魅力的に映ります。
だからこそプロサッカー選手はモテますし、お笑い芸人もモテていると考えがちです。
しかし、正確にはプロサッカー選手になったからモテているのではなく、プロサッカー選手になる事によりメディアに取り上げられ、注目されてその人の良い所(性格、顔、ふるまい)などが多くの人に知れ渡るから、その人はモテるのです。
しかし、凡人は注目される機会すら与えられないのが事実です。
マジックも一緒です。
- マジックをしているからモテるのではなく、マジックをしていることにより一時的に興味の対象になる。
- 注目される機会が与えられる。
それだけの事なのです。
マジックに向いている人とは
しかし、優しい、男らしい、知的など内面はモテる要素を持っているのにも関わらず
[box class="glay_box"]- そもそも女性から興味の対象にならない
- 注目されるような特技がない
- 自己紹介でも特に印象を残せない
このような方はマジックを趣味、特技にする事を強くおすすめします。
きっかけがない事は非常にもったいないですが、このような方は逆にきっかけさえあれば女性にモテる要素を持っています。
マジックは興味を引く趣味としては非常に優秀です。
何しろ、「相手を楽しませる事の出来る趣味」なのですから。
マジックはジャンルを選べばほぼどこにいても演じる事ができます。
自己紹介の時に特技はマジックと言えば、すぐその場で見せる事ができるのです。
またマジックは「何も喋らずに行う」事によりミステリアスでより不思議に見せる事ができる為、人前で話すのが苦手な人は無理に話す必要もありません。
かく言う私も、マジックができる事が直接モテに繋がったとは感じていませんが、女性と話すときのハードルが非常に下がったことは確かです。
マジックをすると確実に盛り上がるので、相手には単純に楽しいと感じてもらう事ができます。
マジックができるようになると何が変わるのか
マジックができることが直接的に「モテ」につながらないのは前述のとおりです。
しかしマジックができるようになることによるメリットはたくさんあります。
「凄いことができる人」と見られる
マジックは「普通はできないことを現実に起こす」技術です。
自分では絶対できないことが1つでもあれば、人は無意識に尊敬し、一目置くようになります。
マジック以外でも何かを極めれば尊敬を集められますが、普通その域に達するには生半可じゃない時間が必要です。
例えば、サッカーで尊敬を集めるには卓越した技術や実績がないといけません。
サッカー自体は誰でもやったことがあるので、傍から見て「凄い」と思われるまでのハードルが高いためです。
しかしマジックは「タネを知っているか知らないか」という部分が大きく、簡単なものであれば練習無しで覚えられるものもあります。
にもかかわらず簡単に「凄い」と思わせることができます。
「凄い」と「モテ」が直接つながるわけでは無いものの、これほどまでに簡単に一目置かれる特技は少ないでしょう。
見せられる機会が多い
マジックの特徴として「いつでもどこでも見せられる」ことが挙げられます。
例えばサッカーがどんなに上手い人でもそれを実際に誰かに見せる機会は決して多くないでしょう。
他の多くの趣味や特技も同じで、高い技術を持っていても見せることができなければ、アピールした所で相手からは「へぇ~」で終わりです。
しかしマジックはシチュエーションによって色々なものがあり、覚えておけばどんな状況にも対応できます。
マジックが趣味と話すと必ずと言って良いほど「見せて欲しい」と言われますが、そんな時に対応できるマジクをあらかじめ3個ほど用意しておけば良い話です。
これは想像を超えるメリットで、例えば宴会で一発芸をする必要がある時、合コンで自己紹介する時などに抜群のつかみになります。
今まで一発芸を振られたり、自己紹介をする際に何も面白いことができずに気まずい思いをしてきた方も、マジックが特技であれば全て解決です。
「印象に残らない人」という肩書きから「マジックができる人」へシフトチェンジできますよ。
簡単に他人の心を動かせる
マジックでは「驚き」や「感動」という形で見ている人の心を簡単に動かすことができます。
他の多くの趣味では人の心を動かすには、その道のプロになるほど極めなければなりません。
なぜなら世にある趣味の多くは「自分が楽しむ」ものであって、自分の心を動かすことはあっても他人の心を動かすことは目的ではないからです。
しかしマジックは「他人を驚かせて、楽しませる」ことが目的です。
他人の心を動かすことが前提である以上、どんなに簡単なマジックでも相手の心を動かすことができます。
またマジックの中には相手に協力してもらうために、女性の手を触れるものもあります。
肌と肌が触れることによって女性に自分を意識させるきっかけにもなり得ます。
マジックの使い方としては少し邪道ですしモテるかどうかは結局の所自分次第ですが、自分からチャンスが作れるというのは明確なメリットです。
マジックを特技にするその前に
マジックを特技にしたい方にまず知っていただきたい大原則があります。
マジックの難しさと不思議さは必ずしも比例しません。
マジックというのは裏でどんなに難しい技法を使っていても、観客から見える現象が全てです。
テレビでやっているような不思議なマジックでもタネが驚くほど簡単、というのはよくある話です。
逆にマニアレベルの難しい技法でも、起こせる現象は簡単な方法と大して変わらなかったりします。
マジックを知れば知るほどより難しいものがやりたくなりますが、自己満足にならないように注意しましょう。
いつでも「相手からはどう見えているのか?」を考え、どんなに簡単で子供だましのようなタネであっても相手から見て凄ければやってみることが重要です。
モテるマジックのジャンルとは?
大前提としてマジックをしただけでモテることはありえませんが、興味を持ってもらいやすいマジック、興味を持ってもらいづらいマジックはあります。
ここではモテやすいマジックのジャンルは何なのかについて解説しています。
トランプマジック
数あるマジックのジャンルの中でも、トランプマジックは最もマジックの種類が多く、起こせる現象も多種多様です。
出現、消失、変化、カード当て、メンタルなどできることは無限に近く、極めれば一組のトランプだけで何百種類ものマジックを行うことができます。
しかもトランプマジックは難易度の低いものも多く、「オートメーションマジック」のようにテクニック一切なしで手順さえ覚えていれば誰でもできるものもあります。
もちろん難しいものもあるので極めがいもあり、いつまでも研究し続けられるジャンルです。
しかしトランプマジックは人前でさらっとやるのには向いておらず、「モテるためのきっかけとしてマジックを練習している」という方にはおすすめできません。
なぜなら懐からトランプを出しただけで「いかにも準備してきました感」が拭えないからです。
初対面で女性に急にトランプマジックを始めたら相当引かれます。(経験あります 笑)
トランプを持ち歩いていたら単純に気持ち悪いので、初対面で見せた日には「凄い人」ではなく「変な人」と印象がつくことは間違いないでしょう。
トランプマジックは「職業がマジシャン」や「家にいてトランプが手元にあった」のように違和感がない状況でない限り演じづらいのは確かです。
コインマジック
コインマジックはトランプマジックほどではないもののできるマジックの種類が多く、マジックのジャンルとして確立されています。
しっかりと練習するつもりがあるのであれば、女性に見せるマジックとしては最もおすすめできるジャンルです。
コインはトランプと異なり普段から持っていて違和感がないので、「マジックを見せてほしい」と言われた時に自然な流れで演じることができます。
観客の手に飛び移るような体感型のマジックもやりやすく、相手との距離を(物理的に)詰めることができます。
その上、上達するとコインを扱う手の動き一つ一つにも気を使うため、コインを出したり消したりと言った指先の細かい動きが美しくなります。
事実、コインを扱う巧みな手の動きと滑らかさに「エロさ」を感じる女性は少なくないようです。
しかし手軽にできて美しいというメリットに反して、コインマジックの道はそう甘くありません。
トランプマジックと異なりコインマジックは全てが指先のテクニックのみで行われるため、「やり方さえ覚えればできる」という生ぬるいものではありません。
しっかりと基礎から一つ一つテクニックをマスターし、人前で見せられるようになるためには相応の練習をする覚悟が必要です。
日用品マジック
たばこ、ペットボトル、時計、更には食べ物まで様々な身近にあるものを使ったマジックです。
日用品マジックは「実際にその場にあるもの」を使って行うことで違和感ゼロで行うことができ、非常に不思議に見えます。
女性に見せるマジックとしては及第点といったところで、コインマジックほどの効果はないものの、身の回りのものを使って演じればウケることは間違いないでしょう。
小ネタとして見せる分には十分ですし、場も盛り上がります。
日用品マジックは「タネが全て」のものが多く、大したテクニックが無くてもプロのようなマジックを見せることができるものも多くあります。
居酒屋などでその場にあるものを使ってマジックができれば相手は度肝を抜かすでしょう。
デメリットとしては仕掛けに頼ったものが多いので、タネを知ってしまうとがっかりされることが多いことでしょうか。
トランプマジックやコインマジックはタネを知っても真似できないものが多いのに対して、日用品マジックはタネさえ知っていれば誰でもできます。
「マジックを本格的に練習するつもりはないが、手っ取り早く演じてみたい」という方にはおすすめのジャンルです。
マジックを異性に興味を持ってもらうきっかけにするには
マジック=モテるは間違いです。
しかしマジックを異性とのつながりのきっかけに活用することは可能です。
いくつか意識してマジックを行うことによって自分に興味を持ってもらえる可能性も高まるでしょう。
ドヤ顔をしない
マジックを見せられた側が不快になるようでは相手に興味を持ってもらえるはずもなく、嫌われるのでやらないほうがマシです。
「凄い!」と言われても決して調子に乗らず「そりゃめっちゃ練習したからね!」などと正直に、控えめに返しましょう。
マジックは「凄いもの」なので、普通に演じているだけなのに人によってはマウンティングされたように感じる人もいます。
少し謙遜したり、駄目なところを見せるくらいのほうが好感は持たれやすいです。
リクエストが無ければ見せない
マジックをして反応があるとついついいくつも見せたくなってしまいます。
しかしマジックは現象が起きるたびにリアクションをしなくてはならない上、いちいち驚かされるので何度も見せられると見ている側は少なからず疲れます。
見たくもないマジックを見せられ続けることは苦痛でしかありません。
スマートにマジックを見せるのであれば「見たい」と言われたときに見せるだけにとどめておくのが懸命です。
他にも見せてほしいというリクエストが無ければそれ以上マジックをするのはやめましょう。
種明かしはしない
マジックの基本である「サーストンの三原理」の中には「種明かしをしない」というものがあります。
個人的には種明かしは必ずしも悪いものではなく、マジックを本気でやるつもりがある人にはマジック人口を増やすためにも積極的にするべきだと思っています。
しかしやはり単純に興味でタネを聞いてくる人には、基本的に種明かしはするべきではありません。
種明かしをするとタネだけの誰でもできるマジックであればがっかりされ、難しいマジックでもテクニックが嫌味っぽくなる可能性が高いです。
どちらにせよ種明かしはしない方が良い結果となることが圧倒的に多いので、その場のノリで「タネを教えてほしい」と言っているだけのような人には教えないほうが良いでしょう。
モテるかどうかは結局自分の力量
結局の所、最終的にモテるかどうかはあなたの人柄次第です。
マジックをしている時間はせいぜい数分の間、終わってしまえば見られるのは人柄です。
しかしマジックは相手に興味を持ってもらうきっかけにはなりますし、最初の印象を良くすることには間違いなく役立ちます。
特にコインマジックがある程度できれば注目を集めることはできますし、相手は間違いなくあなたに興味を持つでしょう。
もし落としたい女性がいるのであれば自然に趣味の話に持っていき、マジックを見せる流れになるよう誘導するべきです。
もし女性との出会いがないという方でも、最近はマッチングアプリがあるので上手く活用するのもおすすめです。
沢山の見ず知らずの女性と会って毎回マジックを見せていればマジックも上達しますし、もしかしたら良い出会いもあるかもしれません。
趣味の話になった時に「無趣味」と答えるのに比べたら、ある程度の手応えは感じるはずです。
まとめ
マジックができればモテる!と思っている方に誤解を与えないようにこの記事を書きました。
マジックがモテるのではなく、モテる為のきっかけとなる武器、と考えるのが大事である事が伝わればと思います。
正しい認識を持って尚且つマジックをこれから趣味、特技にしたいと思っていただける方は是非今後も当ブログにてマジックの修行に励んで頂ければ幸いです。