概要
色が変わるトランプ
難易度 | |
汎用性 | |
インパクト |
現象
マジシャンはシャッフルをしていき観客に好きな所でストップと言ってもらい、ストップがかかった所のカードを覚えさせます。
おまじないをかけてカードを広げると1組の青いトランプのうち、1枚だけが赤くなっています。
赤くなったトランプを表向きにすると観客の選んだカードです。
マジックの特徴
- 技法が不要で誰でもすぐにできる
- タネが単純なのでマジックを見慣れていない人に演じるのが吉
実演
- 実演
マジシャン マサカズ&ルキア
日本一のイケメンマジシャングループMRマサカズ&ルキア。SNSフォロワー数3万人以上。
日本トップクラスのテクニックで目の前10センチで魔法が起こるテーブルマジックから、数百人規模のステージマジックまで行う。
現在は全国各地のイベントや、レストラン、ホテルなどで活動中。
ほぼ全くと言ってよい程に練習が必要なく、マジックを初めて行う方、すぐにやってみたい方におすすめのマジックです。
このマジックで使うタネとなる部分のテクニック(フォース)は簡単で単純なものの効果は高く、上手く行えば一般の人は騙されるでしょう。
とは言え単純なだけにマジックを見慣れている人には通用しないので、レベルが上がってきたら他のフォースも練習してみると良いでしょう。
解説
解説動画
事前準備
準備するもの
- 特になし
一組のデックと裏模様の異なる1枚のカードを用意します。
実演では青裏のトランプ一組と赤裏のカード1枚を使用していますが、どのような組み合わせでも問題ありません。
また1組のデックと同じ色のケースがあると後のカラーチェンジの印象が強くなるので、可能であれば用意しましょう。
青裏のデックのボトム(1番下)に赤裏のカードをセットし、デック全体をカードケースにしまっておきます。
演技
ケースから一組のデックを取り出します。
この時あからじめセットしたボトムカードは後で観客にフォースする(強制的に選ばせる)ので見えないように注意しましょう。
続いてデック全体を両手の間に広げて全体が青裏であることを示します。
1番下のカードだけは赤裏なので、広げすぎて見えないように注意します。
デックを揃え、「カードを混ぜていくので好きなタイミングでストップと言ってください」と観客に告げてヒンズーシャッフルを行います。
基本テクニック
ストップがかかったら手を止めてタイムミスディレクションをかけます。
つまり「本当にここで良いですか?」と話すなどして少し間を空ける事によって、この後生じる矛盾に気づかれづらくします。
続いて右手に持ったカードのボトムカードを観客に見せて覚えてもらいます。
実際にはこのカードはストップのかかったカードとは関係ありませんが、上手く行えば観客は自由にストップをかけた所のカードと錯覚します。
このように観客に自由にカードを選んだようにみせかけてマジシャンの任意のカードを選ばせてしまう技法をフォースと言い、他にも様々な方法があります。
右手のカードを左手のカードの上に重ねてデック全体を揃えます。
指を鳴らすなどのおまじないをしてデック全体をテーブルの上にスプレッドします。
1枚だけ赤裏のカードがあることを示し、そのカードを表向きにして観客の選んだカードであることを示してマジックは終了です。
色が変わるトランプのポイント
ヒンズーフォースを上手く行う
このマジックではほとんどテクニックを使用しませんが、唯一にして最大のポイントがヒンズーシャッフを行いながらあらかじめセットしたカードを選ばせる、ヒンズーフォースです。
タネだけ知ってしまうと非常に単純でバレてしまうのではないかと思われますが、実際にはタイムミスディレクションを上手く行えば一般の方はまず引っかかります。
ストップがかかった後に左右の手を近づけ、何か話すことによって観客の意識を一瞬カードから逸らすことが重要です。
「お客様には自由なタイミングでストップをかけて頂きました。まだやり直せますがここで良いですか?」のようなセリフは場面問わず使えますが、適切なセリフはシチュエーションによって変わってきます。
状況に応じて演出を考えてみてください。
予言マジックとしても
このマジックでは観客の選んだカードだけが赤くなるという演出をしていますが、あらかじめ用意したカードを選ばせるという性質上予言マジックとして演じることも可能です。
あらかじめボトムカードを紙に書いておき、カードケースの中に入れておくなどすると良いでしょう。
2種類のカードがない場合などに演じてみてください。
まとめ
非常に簡単ですぐ覚えられるので、すぐにでもカードマジックを演じてみたい初心者の方におすすめのマジックです。
とは言え少し短く現象も単純なため、マジックに慣れてくると物足りなくなってくるかもしれません。
本サイトでは他にも様々なカラーチェンジ系のマジックを紹介しているので、慣れてきたらより本格的なマジックにも挑戦してみると良いでしょう。